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古希迎えるパ国日系社会=8日、盛大に記念祭典=国内外から千人が集い

2006年9月1日付け

 準備は万端―――。パラグアイ国日本人移住七十周年記念祭典が今月八日に開かれる。節目の祝典まであと一週間。先月本紙を訪れた同祭典委員会(小田俊春会長)内執行委員会の前原弘道委員長は、「大きなイベントになる。みんな準備に頑張ってくれています」と同国日系社会の古希祝いに自信を見せた。
 七十周年記念祭典は、八日、首都アスンシオン近隣のイタグア市にある「セントロニッケイ」で挙行、参加者数は約千人を見込んでいる。
 式典には山中燁子外務大臣政務官の出席が決まっている。皇室関係者の出席はない。
 祭典当日は、午前八時半から開拓物故者慰霊祭。十時からの記念式典には、ニカノル・ドゥアルテ・フルトス大統領を始め多くの来賓が訪れる予定だ。会場では、長年パラグアイの発展に尽力した先駆者たちに対し、表彰が行われる。
 祝賀会をはさみ午後二時から、各移住地団体によるアトラクションが披露される。日本の民族歌舞団「荒馬座」による和太鼓演奏も会場を盛り上げる。午後四時頃に終了の予定。
 なお会場では、一九三六年のラ・コルメナ移住を嚆矢とする開拓の歴史をみる「移住歴史写真展」、日系農家が多く出品する「農産物展」も開催される。
 前原委員長は、慰霊祭、式典、記念誌編纂を記念事業の三本柱に挙げ、特に記念誌『遥かなる南米 パラグアイ』について、「記念式典の様子も収め、パ国日系社会の歴史と今後の展望を知ることができるしっかりしたものを作っている」と話した。
 詳しくは同祭典協会広報HP、http://blog.livedoor.jp/saiten70/まで。