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連邦・州議員選で多い無効票=半数超が前回の投票相手忘れる

2006年8月29日付け

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十八日】十月の総選挙で無効票を投じるつもりの有権者が連邦議員選挙で一八%、州議員選挙で一六%に上ることが、ダッタフォーリャの調査で明らかとなった。
 ダッタフォーリャはテレビ局グローボと共同で、今月二十一日と二十二日に二十四州と連邦直轄区の二七二市六二七九人の有権者を対象に、十月の総選挙予想調査(誤差は上下二ポイント)を実施。連邦議員選挙で無効票を投じると答えた人の割合は、前回二〇〇二年の選挙の二・九%からほぼ六倍に上昇した。
 候補者に投票すると答えた人は連邦議員選挙で五七%、州議員選挙で六〇%だった。それぞれ、党へ投票するが一〇%、わからないが一五%だった。
 また、前回の連邦議員選挙で誰に投票したか覚えているかとの質問には、五七%が覚えていないと答えた(覚えている二八%、候補者に投票しなかった一五%)。覚えていると答えた人の割合は高等教育を受けた人の間で四八%と高かった。政党別では労働者党(PT)の支持者に覚えていない人が多く(五六%)、ブラジル民主社会党(PSDB)は四二%、自由前線党(PFL)は三二%に留まった。
 現在義務となっている投票が義務でなくなった場合でも投票に行くかとの質問には、四八%が行く、四九%が行かないと答えた。一九八九年の調査では、行く五四%、行かない四四%だった。義務投票の維持に賛成の人の割合は、九四年の四二%から四五%に上昇した。