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ルーラ候補が支持伸ばす=ダッタフォーリャ=政権への評価とともに

2006年8月24日付け

 【フォーリャデサンパウロ紙二十三日】ダッタフォーリャが今月二十一日と二十二日に全国二七二都市六二七九人を対象に実施した大統領選予想調査で、現職大統領のルーラ候補(労働者党=PT)の支持率が前回(今月七日と八日)と比べ二ポイント上昇して四九%(有効票の五六%)に達し、第一次投票で当選する見通しとなったことが確認された。
 アウキミン候補(ブラジル民主社会党=PSDB)は一ポイント上昇の二五%(有効票の二九%)、エロイーザ候補(自由社会党=PSOL)は一ポイント下げて一一%(同一三%)だった。決戦投票にもつれ込んだ場合でも、ルーラ候補対アウキミン候補は五六%と三五%、ルーラ候補対エロイーザ候補では五七%と三一%と、いずれもルーラ候補が勝利を収める予想となった。
 ルーラ候補は北東部(六五%)を始めすべての地方で支持を伸ばし、対立候補を上回る支持を集めた。アウキミン候補は南部で支持を伸ばしたが、北部と中西部で低下、北東部では一三%にとどまった。ルーラ候補に必ず投票すると答えた人は三七%に達し、絶対投票しないと答えた人は二六%とアウキミン候補の二四%に接近した。ルーラ候補は低所得、低学歴層、男性の間で支持が高い。
 ルーラ候補の支持上昇は、現政権に対する評価の上昇と一致している。現政権を最高・良いと評価する人の割合は五二%に上昇、一九九六年十二月(カルドーゾ政権)の四七%を上回り、八七年以来最高を記録した。また、十五日に始まったテレビ、ラジオの政見放送を見たと答えた人は半数を切り(四〇から四三%)、支持率に及ぼす影響が小さいことも明らかとなった。