サンパウロ日伯援護協会(酒井清一会長)傘下施設の社会復帰センター「やすらぎホーム」(小野克人ホーム長)主催の「第二十八回つつじ祭り」が六日、開催された。
天気にも恵まれ、会場は家族連れなどで大賑わい。昼前には駐車場が満杯になり、リベルダーデやグアルーリョスから出た送迎バス十四台は全て満席になるほどだった。来場者は歌手の伊藤カレンさんや平田ジョーさんのショーなどのほか、彩り鮮やかなつつじの花を散策して楽しんた。
今年は日系四福祉施設(やすらぎ、憩の園、こどものその、希望の家)のほか、自閉症学級支援グループも出展した。参加団体は三十を超え、約五百人のボランティアが協力した。
現在、同施設には四十五人が入所。十年以上の在籍者が十人、六十五歳以上も九人と、社会復帰までの長期化と高齢化が問題となっている。また最近では、日本の文化に馴染めなかったデカセギ帰りの人がノイローゼとなり、入所するケースが増えているという。
なお来賓として、JICA(国際協力機構)サンパウロ支所の野末雅彦次長夫妻、グアルーリョス市長のエローイ・ピエターグ夫妻、故セルジョ・モッタ大臣のヴィウマ夫人、連邦下議候補者のワルテル・イイホシ氏も来場。フェスタを楽しんだ。
つつじ祭りで資金集め=「やすらぎ」ボランティア500人
2006年8月12日付け