グランデ・サンパウロ・マレットゴルフ愛好会(新留静会長)がイタペセリカ・ダ・セーラ市に造成していたマレットゴルフ場がこのほど完成し、七月三十日、同ゴルフ場で開所式が開かれた。聖西地区ではじめてとなるマレットゴルフ場。同市で農業を営む田畑始さん、稔さん兄弟が所有する土地を寄贈して作られたもので、当日は約三百人が訪れた。
森に囲まれた新しいコース。開所式当日は、小雨交じりで肌寒いあいにくの天気だったが、イタペセリカ市のジョゼ・コスタ市長、羽藤ジョージサンパウロ市議、古賀ジョン・ソロレンソ副市長など政治関係者のほか、パウリスタ・マレットゴルフ連盟の橋詰イサオ会長、地元日本人会関係者など多くの来賓が訪れた。
クラブハウスで行われた式典では、冒頭先没者へ一分間の黙祷。その後、新留会長は、同ゴルフ場完成までの経緯を述べると共に、協力者であった故・湯の前一秋さんの功績を称えた。土地を寄贈した田畑さんは「ブラジルでのマレットゴルフ協議普及のため、われわれのゴルフ場を発展させてください」と言葉を贈った。
田畑さんや新留会長、来賓らによる初打ちに続いて昼食会で懇談。午後からは出席者による親善試合も催された。各カテゴリ優勝者は次の通り=【A組】益田照夫、【B組】山川アルバロ、【C組】マノエル・ジョゼ・ダ・シルバ、【団体戦】(一位)ピエダーデ、(二位)イタペチニンガ、(三位)国士舘、【ホールインワン賞】ネイデ・アダチ、【ベストグロス賞】益田照夫、黒木美佐子、【ドラコン賞】山田ケンイチ、ネイデ・アダチ。 (敬称略)
聖西初のマ・ゴルフ場完成=開所式に3百人、親善試合も=イタペセリカ
2006年8月12日付け