コラム
広島県が県人子弟を招待する事業「国際ユースin HIROSHIMA」にハワイ、北米、ペルー、ボリビアから高校生が祖父母の故郷広島を訪れ、原爆学習や地元高校生との交流を行っている。
このような事業を行っている県は数少ないと聞く。財政が厳しいと言われる広島だが、全国有数の移民県、五カ年計画で百人近くを受け入れる。
今月一日には、数度の来伯経験がある藤田雄三県知事を表敬訪問、広島青少年親善大使の委嘱状を受け取った。
藤田知事はW杯や在伯県人会を話題にするなど、ブラジルには特別の思い入れを見せ、サンパウロ市から参加した宮坂ウィリアン君の「再来年の百周年に是非来て下さい」の招待にも大きく頷いた。
こうした一言一言が母県との関係を強くしていくと願いたい。ともあれ、宮坂君、親善大使としての役割はすでに果たしたようだ。(剛)
2006/08/04
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