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疑惑議員が116人に=救急車汚職=前保健相も含まれる

2006年7月27日付け

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十六日】救急車納入をめぐる汚職を調査する蛭CPI(議会調査委員会)は二十五日、汚職に関与した疑いのある現職、元国会議員が一一六人に達したと発表した。その中には、二〇〇五年七月から今年三月まで保健大臣を務めたフェリッペ前保健相(ブラジル民主運動党=PMDB)も含まれている。
 一一六人のうち現職は下院議員八十七人、上院議員三人の九十人。元議員二十六人の名前は公表されなかった。九十人のうち五十七人は連邦最高裁の捜査対象としてすでに名前が公表されており、残り三十三人が、汚職の中心舞台となったプラナン社のヴェドイン氏親子の供述に基づき、同日初めて明らかにされた。
 二人の供述によると、フェリッペ前保健相は保健省職員で同社のロビイストとして活動していたマリア・ダ・ペニャ氏の友人で、保健省予算の執行の際、同氏に便宜を図っていた。また、前保健相の前任者のコスタ元保健相(〇三年一月から〇五年七月)も、労働者党(PT)党員で元セアラー州知事候補だったシリロ氏を通じ、予算の執行が容易になるよう口利きを行っていたという。
 十月の選挙で下院議員の席を狙うフェリッペ前保健相は、ペニャ氏を職員に採用したのはPMDB執行部の要請に応じたまでと汚職グループとの関与を否定し、同CPIで身の潔白を証明するつもりだと述べた。