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大耳小耳

2006年7月27日付け

 十月総選挙に向け〃戦い〃たけなわ。当局は「おカネのかけ過ぎ」と警告はしているが、立候補者本人たちは、かけずにはいられないという心境か。ハタから見ていると、思わず笑いがこみあげてくる運動もある。炎天下、アベニーダのセーフティゾーン(中央の高み)で候補者の写真入りの大プラカードを持ち、終日座っている雇われ人もいる。いかに人件費が安い?といっても…。次ぎつぎと新手が出てくる、すごいブラジル人の智恵。
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 二十一日から二十三日までバストスで催された伝統の卵祭り。展示会場では、養鶏業者の新しい農機具などの展示品が増えたことから、今年はお馴染みの「卵富士」が半分のサイズになって登場した。会場にはサンパウロ市在住のバステンセの姿も多く見られ、中でも同移住地サウーデ区出身者がつくる「サウーデ会」の一行もバス一台を仕立て里帰り。三十三人の団体は、二十二日の朝到着し、バストス史料館などを見学した後、懐かしそうに会場へ足を運んでいた。
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 振り込め詐欺だけじゃない――。去る十八日午後八時ごろ、サンパウロ市モエマ区ドス・カリナス通りで、邦人男性出張者、駐在員など三人が強盗被害に遭う事件が発生した。三人はコンゴーニャス空港から借上げ車両で市内に移動、現場の通りで車を降りた。運転手が駐車場に車を迂回しているところを拳銃をもった一人の男性に襲われた。身体的な被害はなかったが、車や旅行かばん、現金、パスポートなどを奪われたという。