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東西南北

 8月に飛行機事故で他界した元大統領候補エドゥアルド・カンポス氏の長男、ジョアン氏(20)が、父が党首をつとめていたブラジル社会党(PSB)ペルナンブッコ州支部の運営局長に就任する。ジョアン氏はまだ大学生ながら10月の統一選挙への出馬を父に直訴。出馬そのものはかなわなかったものの、父の後をついでペルナンブッコ州知事に当選したパウロ・カマラ氏や、大統領候補のアエシオ・ネーヴェス氏の応援を献身的に行う姿が話題を呼んでいた。同党今選挙の象徴的スローガン、「ブラジルをあきらめない」を胸に頑張ってほしい。
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 27日未明、サンパウロ市東部イタケーラで16歳のレオナルド・アウヴァレンガさんが、友人の18歳男性の車の中で頭を撃たれて死亡した。レオナルドさんは、昨年からサンパウロ市やその近郊で話題となっていた違法ファンキ・イベント〃ロレジーニョ〃の名物開催者だ。同音楽を愛好する人たちの間では非常に有名で、フェイスブック上の友人は2万6千人に上っていた。犯人は最初、第3者に襲われたとしていたが、車内での発砲との鑑識結果が出て、銃の偶発と弁を変えた。警察は妬みによる計画犯罪を疑っている。
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 サンパウロ市の伝統あるサッカー・クラブ、ポルトゲーザが28日、全国選手権2部の対オエステ戦に0―3で惨敗。これにより来季の同選手権3部落ちが決まった。同クラブは昨年、同選手権1部で選手起用の不正が発覚し、減点処分により2部に降格。これを不満として異議を唱え続け話題となった。皮肉にも当時降格を免れたフルミネンセは今期1部で好調だ。