このたびの選挙で再選を決めた羽藤ジョージサンパウロ州議と、連邦議員選に初立候補した羽藤アレックスさんが挨拶のため来社し、選挙への協力に対しコロニアに感謝を述べた。
羽藤サンパウロ州議の得票数は6万7125票で、前回より1万5千票を下回ったものの見事再選を決めた。「サンパウロ州には教育や保健、治安、水不足と、解決すべき問題が山積みだ。Sabesp(サンパウロ州水道公社)は施設の管理維持を怠ったし、インフラ工事への投資もしなかった。もし水不足が続くようなら、サンパウロ州政府にSabespの監査を要求するつもり」と話した。
アレックスさんの本業は医師だが、これまで父親の政治活動を手伝ってきたため、政治にはなじみが深いという。2万8千票を獲得したが、今回は当選には至らなかった。「残念ながら負けたけど、初立候補で2万8千票も集まったことは良かった。僕に投票してくれたコロニアの皆さんに感謝したい。これからは兄弟のジェオルジの市議選を手伝って、4年後の選挙に向けて準備する。いつか日系社会の代表になれれば」と抱負を語った。
羽藤サンパウロ州議は息子の初挑戦に対し、「これだけの票を取れる候補者はそういない。落選は残念だが、アレックスはまだ若い。これを糧に前進してほしい」とエールを送った。