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男女数ほぼ均衡=最近の援協お見合い会事情=女性が求める「高収入、高学歴」=男性は年齢に関わりなく「若い人」

2006年7月11日(火)

 「お見合い会の会場は今回(新聞紙上で)告知しないで下さい」――と話すのはサンパウロ日伯援護協会福祉部の社会福祉士、マリウザ・ナガオさん。今回で第三十回の節目を迎え、平均して毎回一組ずつのカザメントを成立させてきた同福祉部の恒例企画、「お見合い会」の開催についてのコメントだ。
 「実は前回三、四人くらいですが、飛び入りで参加する男性がいまして、それで食事の準備などで大変だったんです」というのがその理由だ。今回からは「申込者のみに会場を連絡したい」という。
 参加者の平均年齢は三十代半ばから四十代が中心。以前は男性に比べて女性の参加者が多かったが、最近は半々ほどになったという。仕事上あまり異性との出会いの機会がない「歯科医やコンピュータ関係の男性の参加が目立ってきた」という。
 「高学歴、高収入がトップです」というのは、お見合い会で女性が求める理想の男性像のことだ。この傾向は昔から変わらないが「男性に求める生活レベルは年々高くなっている」というのが実状のようだ。
 逆に男性が求める理想の女性像は「いろいろあるようですが、全般的に若い女性だ」という。年を重ねれば、いずれ「若く」なくなるものだが、そこは「男の性(さが)」か。これまでに八十代の男性が参加したこともあるという。
 援協がこれまでお見合い会を続けてきたのは、福祉部に生活扶助や高齢化関係の相談に加えて、結婚に関する相談がたくさん寄せられるからだという。それならば「出会いのきっかけの場を設けてお手伝いしたいというのが理由です」とマリウザさん。
 今回のお見合い会はヴィラ・マリアーナ地区にある県人会会館で、二十三日午前九時から午後四時まで開かれる。ゲームや食事を楽しみながら、参加者の親睦を深める予定だ。「あなたが探し求める理想の相手に、きっと出会えるでしょう」と参加を呼びかけている。
 希望者は必ず事前に同福祉部まで申し込みをすること。会場はその時に連絡。参加費はお見合いの会員が五十レアル、非会員が六十レアル。詳細・申し込みは同福祉部(電話11・3385・6606)まで。