税金滞納者に恩典＝金利免除で分割支払いＯＫ＝サンパウロ市

2006年7月7日（金）

　【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】サンパウロ市財務局は三十日、市が制定した分割方式恩典プログラム（ＰＰＩ）による支払い期限を六〇日間延長した。
　このプログラムは市が課した家屋税（ＩＰＴＵ）やサービス税（ＩＳＳ）、罰金や付加税（交通違反の罰金は除く）の二〇〇四年十二月までの滞納に対し金利や価値修正を免除にした上で、分割支払いに応じるとしたもの。
　滞納を一掃するのが狙いで申告は二十九日が期限となっていたが、当局は申告が殺到して対処できなかったことで六〇日の延長を決め期限を八月二十九日とした。恩典に授かる対象者は財務局のサイト（ＷＷＷ・ＰＲＥＦＥＩＴＵＲＡ・ＳＰ・ＧＯＶ・ｂｒ／ｐｐｉ）に申し込むこと。
　当局によると二十九日までに八万六〇〇〇人の対象者が申請済で支払い額は七億五五二〇万レアルに上ったが、期限切れ寸前に二万四五〇〇人が五億七一四〇万レアル相当の分割払いを申請したという。このうち家屋税のみで一億九三〇〇万レアルとなった。