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背骨矯正用の「棒」いかが=カイロの山内さん開発

2006年7月6日(木)

 カイロ・プラクチックの専門家である山内亮司さんが開発した「ニューストレッチ」がいよいよブラジルで販売される。この健康器具は棒状をしており、長さ百センチ、直径約二十五センチで、弾力のある素材。これを背骨に合わせながら仰向けに寝て、柔軟運動をすることで、簡単に背骨の矯正ができるという。
 日本では「ストレッチポール」の名前で売られ、歯科医や銀行員など、同じ姿勢で一日中作業をする人たちに愛用されているとのことだ。「年を重ねるごとに背骨を支える筋力が落ちて前かがみの姿勢が固まると、内臓や心にまでも悪影響をあたえる」と語る山内さん。最近では日本の老人ホームなどでも取り入れられているという。
 山内さんは「ブラジルでも多くの人がデスクワークによって腰痛や肩こりに悩んでいる」とし、この健康器具を使えば「腰痛や肩こりだけでなく、内臓疾患の予防にまで効果がある」「多くの疾患の原因は背骨にあるといっても過言ではありません。背骨を直し、正しい姿勢で生活することこそが現代病の根本的な改善につながります」と強調する。
 クリチーバに拠点を置き、サンパウロでもカイロ・プラクチックの治療院を経営する山内さんは、ブラジルが誇る格闘家バンダレイ・シウバの治療を長年担当している。百五十八レアルで販売(教本付き)。問い合わせや申し込みはサンパウロ市内の山内さんの治療院(電話11・3253・4079)または生産元のYAMAMED(41・3335・7307)まで。