2006年7月4日(火)
文協桜祭りに参加したウクライナ民族伝統舞踊のグループ「KYIV」。毎週日曜日に六十人が集まり、練習をしている。現在、サンパウロ在住のウクライナ移民は約五百人。クリチーバには六千人おり国内で最大規模だという。主に両大戦中に移住してきて、日系人同様、コーヒー園で働いた。「言葉(ウクライナ語)のクラスにも通っているよ」と一人の青年。鮮やかな青と赤の衣装、細い刀を用いた武術系の舞踊に広い平原での民族の暮らしを想像させた。
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二日に開かれた「こどものその慈善バザー」では一千人を超えるボランティアが当日手伝いに集まった。そのために用意されたのは百五十キロ、一千食分の賄い食。できるだけ食事コーナーで食べてもらい収益につなげたいところだが、用意された食事が「美味」。「あんまり美味しく作らないでくださいよ」といった声もあったとか。
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六十五歳以上の外国人の再登録問題。「必要ない」ということが、提示を求める(官関係の)窓口でおおむね周知されたされたせいか、問題が生じた話をほとんど聞かなくなった。パラナ州の日本人に対しても、地元紙が連邦警察に問い質して「再申請必要なし。心配ない」と返事を得た旨広報している。問題が生じなくて当り前なのに、それを心配するのはおかしい話なのだが…。