ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 4日、大統領選の決選投票で接戦の末に敗れたアエシオ・ネーヴェス氏が、それまで通りの上院議員としてブラジリアの連邦議会に戻ってきた。アエシオ氏は記者団に対し、「ジウマ大統領が自身のこれまでの姿勢を変えない限り、話し合いには応じない」「多くの国民の支持を得た野党勢力を引っ張って行きたい」と語った。その一方で、1日にジウマ大統領の罷免や軍による政府介入を求めたデモがあったことについては、「断固支持しない。私は民主主義を守るために戦っているのだから」と語った。軍政終了後の最初の大統領、タンクレード・ネーヴェス氏の孫として、しかるべき発言だ。
     ◎
 5日午前10時、運転手とコブラドール(車掌)がサンパウロ市内の29のバス・ターミナル全てを閉鎖し、ストを行なった。ストの時間は2時間と短くはあったものの、SPトランス社によると、約100万人の足に影響が出たという。今回、運転手たちがこのようなストに打って出たのは、彼らの身の安全と治安改善を訴えたもので、10月に焼き討ち被害にあった運転手ジョアン・カルロス・ソアレス・ブランドンさんの死に端を発したものだった。
     ◎
 ブラジルが誇る世界的トップ・モデルのジゼリが4日、サンパウロ市西部のカンジド・ポルチナリ公園で行なわれたサンパウロ・ファッションウィーク2日目のキャットウォークに登場した。今回はジーンズ・メーカーの「コルッチ」の2015年冬ものコレクションのモデルをつとめた。ジゼリの登場前には、モデル歴20年を祝う映像を流す粋な演出も行なわれた。