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晴天の下、国際歩け歩け大会=参加200人

2006年6月28日(水)

 リベルダーデ歩こう友の会(高木ラウル会長)主催の第十回国際歩け歩け大会が二十五日に開催された。二百人弱の参加者は、薄暗がりの中リベルダーデ広場を出発し、アクリマソン公園、トリアノン公園をまわり、イビラプエラ公園内日本館までのコースを完歩。晴天の下世間話に花を咲かせながら、一行は目的地までの道程を楽しんだ。
 朝七時半前、リベルダーデ広場に黄色の帽子をかぶって集まった参加者は細川晃央さん(同大会副会長)を中心に準備体操。浜田照夫さんが「いつもの道だけど今日は新発見をしよう。エイエイオー」と気合いを入れ歩き出した。
 一行は九時ごろにアクリマソン公園で休憩をとると、急坂を登りパウリスタ通りへ。トリアノン公園で再び休憩し目的地を目指した。道中、市の協力により二台のパトカーとCET(交通技術公社)の車が付き添い、交差点では通行車両を止めて安全を確保。万一に備え友好病院の救急車も同行していた。
 陽射しがきつくなってきた十一時半ごろに目的地の日本館に到着。閉会式を行った。
 両国の国歌と共に国旗を掲揚した後、日本館で待ち構えていた野村アウレリオサンパウロ市議が「十年間もの間大会を続けている事は非常に喜ばしい」と挨拶した。
 式中、参加者の中から男女の最年少者(羽田カロリーナさん(12)、若月知人くん(8))と最高齢者(山上セツさん(85)、高橋幸太郎さん(87))に記念品を贈呈し、親子三代九人で参加していた羽田武人さん一家に拍手が贈られた。
 同大会実行委員長の小笠原勉さんは「W杯の影響もあってか参加人数は伸びなかったが、なんとか終わってよかった」と行程を振り返った。また、羽田さんの孫で今回初参加のエドワルドくん(23)は「おもしろい。また来たい」と笑顔を見せていた。
 途中人とぶつかり転倒、怪我をした参加者もおり全員無事とはいかなかったが、目的地となった日本館では沖縄桜が満開に咲いており、閉会式後参加者はお弁当を広げ、ゆっくりとしたひと時を過ごしていた。