2006年6月23日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】サンパウロ州七十九カ所の高速道路料金所のうち、十三カ所が七月から値下げとなる。
値下げ幅は〇・一〇レアルから〇・二〇レアルと小幅だが、国道や州道から民営化して以来七年、初めての値下げとなる。
州交通局では、料金はジェトゥーリオ・ヴァルガス財団の算出する一年間の総合市場物価指数(IGP―M)で調整しているとして、昨今六月から今年五月までの指数が〇・三三%のマイナスとなったことから、値下げの運びになったと説明している。下げ幅は僅少だが、指数に追随していることを実証する意義深いものだとの認識を示している。
過去では二〇〇二年に指数が三一%アップとなり、値下げのインパクトを和らげるため、半年毎に分けて指数上げを敢行しながらも利用者から不満が噴出した経緯がある。
値下げはアンシェッタ・イミグランテス道で一四・八〇レアルから一四・六〇レアルに、カステロ・ブランコ道で九・四〇レアルから九・二〇レアル、アニャンゲラ道では五・一〇レアルから五・〇〇レアルになる。