東西南北

2006年6月21日（木）

　サンパウロ州知事選に出馬予定のセーラ氏（ブラジル民主社会党＝ＰＳＤＢ）の副知事候補の指名をブラジル民主運動党（ＰＭＤＢ）、自由前線党（ＰＦＬ）、ブラジル労働党（ＰＴＢ）の三党が水面下で争っている。ＰＳＤＢはＰＭＤＢ党員を望んでいるが、元サンパウロ州知事のクエルシア氏が名乗り上げたため、交渉は難航している。
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　メリルリンチの調査で、百万ドル以上の資産を持つ金持ちが昨年ブラジルで一一・三％増加したことが判明した。増加率は世界第十位。中南米地域は九・七％、全世界では六・五％の増加。億万長者は昨年末に世界で八七〇万人。中南米地域では約三十五万人が四兆二〇〇〇万ドルの資産を握っている。
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　コカイン十六キロを国内に運び込もうとした容疑で昨年十二月十八日にイスタンブール空港で逮捕されたブラジル人女性（２３）の判決が、二十六日にも下される。求刑は禁固二十年。容疑者は、インターネットで知り合った男性の指示でチリを経由してトルコに向かったが、荷物の中身は知らなかった、自分は利用されたと主張している。
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　タイムズ紙は二十日、リーダース・ダイジェストのアンケート調査として、サンパウロ市は犯罪都市と思いきや、市民が親切な都市で世界ランク五番目と報道した。日本は世界三十四都市の番外らしい。ブラジル人は見知らぬ人でも家の中へ招じ入れる。女性が道を尋ねると、自分の仕事を放置してまで、しつこい程ていねいに説明する。レストランといえば、主人は南大河州出身者、ボーイはペルナンブッコ州、料理人はセアラー州。応対が親切で、それぞれ郷里に誇りを持っている。