ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
夫が妻子3人を惨殺=凶器は電動ノコギリ=サンパウロ市
2006年6月21日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】サンパウロ市東部で十八日、母子三人が電動ノコギリで殺害される事件が発生、猟奇事件として付近住民にショックを与えている。
死亡したのは二十五歳の母親と四歳と三歳の娘で、警察の検死で電動ノコギリと包丁が凶器と断定された。警察では事件発生後に姿をくらましている三十五歳の夫(父親)を容疑者とみて行方を追っている。
事件はアルトゥル・アウビン区パドレ・アンドレ・フラゾン街の市営公団住宅のアパートで発生した。ドアが開け放しで異変に気づいた隣人が夫婦の寝室で三人の遺体を発見し、警察に通報した。
殺人捜査課は被害者の夫で父親でもある男を容疑者とみている。殺害された妻は妊娠五カ月で、容疑者の夫は別の男との間にできた子だとして、夫婦間で言い争いが絶えなかったという。事件発生日の朝、親子四人で教会にでかけているが、容疑者はその後行方を絶っている。