2006年6月17日(土)
新しい日本酒「大地エヴァー(「永遠」の英語)」が、五月よりサクラ・中矢アリメントス社(中矢レナート社長)から発売中だ。米国で製造された原酒を輸入し、当地で味を調整、つめ直したもの。原料・製造技術ともに高品質が売りだ。
最近、ブラジル人の間で流行っているサケリーニャ(酒のカクテル)市場を主に想定しているが、同社広報によれば「生でもおいしい」という。年末までに生産量を倍増させる予定。
同社では三年前から、日本、米国、中国の原酒を取り寄せ、日本食レストランやバール店主や愛飲者に試飲してもらうなどの調査をしてきた。用途としてはフルーツと混ぜてカクテルにするケースが多いため、比較的淡麗な趣向が強いとの傾向がでた。
同社の調査によれば、酒市場の一五%は料理酒、一〇%が輸入もの、七五%が国産となっている。新商品はこの国産市場を狙った。
「大地」ブランドは八〇年代から料理酒として流通してきたが、五年ほど前から飲酒用を発売、今回本格的な「エヴァー」となった。
同社は創立六十五年で、トウモロコシと大豆を自然発酵させてショウユを作る技術を持つ世界唯一の企業。