2006年6月15日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】犯罪組織州都第一コマンド(PCC)のリーダーで、サンパウロ州のプレジデンテ・ヴァンセスラウ刑務所に禁固三十九年の刑で服役中のマルコス・カマショ(通称マルコーラ)に、さらに三十年の服役期間が加算される可能性が出てきた。
サンパウロ州各地で五月十二日からほぼ一週間続いた、PCCによる警察署を始めとする施設の襲撃事件で、五月十三日未明にサンパウロ市中央区カンポス・エリージオ第2消防署の前で消防士(41)が射殺されたが、ミラーニ検察官は、犯行に関わったとみられる被告七人の一人にマルコーラを含めた。
起訴内容の詳細は十四日にも発表される見通し。被告七人にはマルコーラのほかに、殺人を計画したPCC幹部二人と、実行犯の男三人と女一人がいる。
サンパウロ州警察組織犯罪捜査課(Deic)は襲撃事件の数日後にも、ヴァスコンセロス(通称マスコッテ)、クストージア(通称グリンガ)両容疑者を、さらに五月三十日にカヴァリェイロ(通称ゴルジーニョ)、ポルトガル(通称ネゴペバ)を逮捕した。マスコッテは幹部から携帯電話を通じ、襲撃の命令を受けたとみられている。