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大耳小耳

2006年6月7日(水)

 エスタード紙の日本移民特集で、箱モノを入れた百年祭全体の総事業予算七千万ドル(約七十八億円)に関して「一部は協賛企業や協力者。両国政府、とうぜんコロニアも貢献する」と書かれている。これだけはっきり伯字紙に明言したら、集金できなければ日系社会の恥だ。渡部和夫祭典協会顧問は取材に答え、「不可能なことを言っているわけではない」とし、デカセギの母国送金二十億ドルと比較した。で、どうやってデカセギからお金を集めるの?
     ◎
 かなり気になるランキングの数字。「十八位の日本が百二十五位のマルタに1×0で辛勝」。去る日曜日のW杯ドイツ大会直前の親善試合結果だ。順位どおりの力があるのなら、もっと得点が、と誰もが思う。FIFA(国際サッカー連盟)は、なぜか、日本の位置づけを高いものにしている。本当に十八位の力があれば、W杯では決勝トーナメント進出はあまり心配ないはずなのだが…。下馬評で誰もガランチアしてくれない。順位の数字を忘れて予選に臨まなければ。
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 移民のふるさと巡りの第二十三回分(昨年十一月=東山農場やグアタパラ移住地など)、第二十四回分(今年二月=ノロエステ)の報告書の合併号が完成した。年末年始に加え、県連会長選挙の多忙が重なり、少々遅れたが無事刊行。二回分とはいえ今までで最多、なんと六十六頁も。旅の思い出を振りかえるには読み応え十分。さて、五月の第二十五回の分がでるのはいつ頃・・・。