2006年6月6日(火)
日曜日に発足した沖縄県人会クリチーバ支部。式典会場のクリチーバ文援協会館はのべ六、七百人の人で埋まり、山際ジョルジ会長が「この会館にこんなに人が集まるのは久しぶり」というほどのにぎわいだった。全伯各地に散らばる沖縄県系人。県人会では十人の会員があれば支部として認めているそうだ。今回のクリチーバで四十四番目。県連を抜く日も近い?
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今月一日に開かれた天野鉄人氏のジャパン・センター説明会。壇上にいる建築デザイン事務所のブラジル人三人に対し、「現在の設計案は、幼稚園レベル。せめて小学三年生くらいまで頑張って欲しい。お金は払いますから」という発言の通訳を促す場面には、会場から忍び笑いが漏れた。通訳の女性は上手く取り繕ったが、「そのまま伝えれば良かったのにね」という会場の意地悪な声も。
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今回の来伯中、天野鉄人氏は大きな寄付をした。ただし、百周年協会とか日系団体ではなく、ピアウイ州のセーラ・デ・カピヴァーラ国立公園に二万レアルを送った。ここは約一万二千年前に描かれたとされる南米最古の岩壁画で有名。考古学者Niede Guidon氏が創設したアメリカ原人博物館財団(Fumdham)と国立自然環境保護院(Ibama)が共同で管理。この寄付は将来的に博物館を建設するための支援だという。現場にもいかずポンと寄付。これはこれで立派。だが、サンパウロ市での〃お騒がせ〃はちょっと・・・。
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サントスの厚生ホームの「うどんの汁」が美味いと評判だ。先週末もフェスタ・ジュニーナでこれが出て客たちは味の違いに驚いたそうだ。評判が高まり市内の日系人たちがホームに習いに来るという。教える人は入居者の一人、松本三郎さん。きけば、以前サンパウロ市の日本料理店の調理場にいた。栄養士の献立は味のほうが今ひとつ、とよくきく話(これは悪口ではない)だが、これはさておき、昔取ったナントカがこれほど役に立っているのは羨ましい。老後の過ごし方の理想的な例か。