2006年5月30日(火)
今年の県連フェスティバル・ド・ジャポン開催まであと一月半に迫ってきた。会長はじめ執行部による大手スポンサー企業の訪問が続いている。今回は初めての二週末開催。決定当初は県人会から「二週続けての郷土食出店は難しい」という意見もあったが、現時点では大部分の県人会が二週参加の意向を見せているよう。同イベントにとって郷土食は大きな柱。ひとまずは朗報か。
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相撲を通じてブラジルと最も太いパイプがあるのが石川県。同県県紙「北国新聞」などが開催する高校相撲金沢大会の優秀選手が、ブラジルに派遣されて来る。これまで六回。今年は七月に七回目の派遣がある。選手団と一緒に北国新聞社の飛田秀一社長が会長をつとめる石川県日伯協会が訪伯団(兼応援団)を派遣するそうだ。協会は十月「ブラジル・クッキング教室」を企画。県人会の創立の節目でもないのに、熱心な交流。珍しい。
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昨年末の統計で、在日ブラジル人の数が三十万人を超えたとの報道が最近あった。BBCオンラインによれば、米州開発銀行が非公式に算定しているポルトガル在住ブラジル人は二十五万人で、うち公式在住者は六万七千人のみ。旧宗主国とはいえ労働ビザは厳しく、日本の方が多い。デカセギ送金が二十億ドルといわれるのに対し、ポルトガルからは五億三千ドルと約四分の一。あちらは八割が在住五年以内と新しく、昨年デカセギ開始二十年を迎えた日本とは少し違う。日本には旧宗主国よりも多くのブラジル人がいる。これもまた歴史。