2006年5月26日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十七日】ドイツで行われるサッカーのワールドカップ観戦にブラジルから三万人以上が訪れるとみられていることから、外務省では旅行の手引き(マニュアル)を作成し、配布することになった。
サッカー観戦でのトラブルを避けるための規制やマナーのほか、ドイツとブラジルの習慣の違いやトラブルの起こりやすい事項を挙げている。
例えばサッカー場内では、フーリガン対策などで厳しい警戒体制を敷くことになっており、花火やアルコール飲料の持ち込みは禁止されている。カイピリーニャなど持ち込まないよう警告している。また、メトロの乗車システムの違いも説明、乗車券は平均二ユーロだが、違法行為があるとその場で四〇ユーロの罰金を徴収される。
マニュアルはドイツ国内のブラジル領事館すべてに用意される。トラブルが発生した時に連絡するため大使館や領事館の電話番号の一覧表が記載されている。
さらに、ブラジル代表が試合を行う都市では選手団が滞在する四日間(試合の前二日と後一日)、臨時の仮設大使館を設置して、旅行者の問題解決や相談に応じる。