2006年5月20日(土)
後世に日本移民の百年を映像で残そう――。ブラジル日本移民百周年記念祭典協会に新しく記録映像委員会が発足、〇八年末までの完成を目指し、日本移民の歴史を映像で残そうと意気込む。
十八日正午から同協会で行われた発足式には、田村吾郎(経済報知代表)、田中敬吾(サンパウロ新聞社会部デスク)、水野昌之(執筆業)、田中洋典(百周年祭典委員長)、吉田尚則(元ニッケイ新聞編集長)、石崎矩之(百周年祭典委員)、田中慎二(画家)という錚々たる顔ぶれが集まった。(順不同、敬称略)
メンバーは資料収集やシナリオの叩き台作成などに携わる。戦前、戦中、戦後の三部に分けて構成、約二時間の記録ドキュメンタリー形式が検討されており、第二回会合は今月三十日に開かれる。
ブラジル日本移民八十年祭の記録映像『遥かなるみちのり』作りにも関わった田中洋典氏は、「固いものではなく、見て楽しめて歴史を学べるものになれば」と話している。