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援協4施設合同運動会=入居者らの生甲斐に

2006年5月10日(水)

 サンパウロ日伯援護協会主催(酒井清一会長)の第四回施設合同運動会が、七日午前十時ごろから、同協会施設のあけぼのホームの敷地内(グアルーリョス市)で開催された。
 天気に恵まれ、同協会施設のサントス厚生ホーム、カンポスさくらホーム、スザノ・イペランジャホーム、やすらぎホームから百人を越す人が競技に参加し、会場は大盛り上がりだった。
 野村次郎委員長の開会宣言と酒井清一会長の挨拶に続いて、日伯の国歌斉唱、各施設の代表者による選手宣誓が行われた後、競技が開始された。
大玉運び競争やパン食い競争、各施設の持ち味を生かした応援合戦、玉入れなどが行われ、会場は閉会まで熱気に包まれた。
 各施設のスタッフも太鼓や笛を鳴らして、総出で選手に応援を送っていたのが印象的だった。
 サントス厚生ホームのマツイさん(63)は今年で二回目の参加。「みんなで集まって、運動したり踊ったりするのはとても楽しいです。来年も是非行われて欲しいです」と笑顔で語った。
 また酒井会長が「会を重ねるごとに、段々とよくなってきました」と話すとおり、参加者からも踊りや飾り付けが年々よくなってきて、楽しいという声がよく聞かれた。
 同協会の笠原定尚事務局次長も「老人向けの施設にとって、年一回の運動会でも、これを楽しみにがんばることが、入居者の方々の生きがいになるんです」と語り、来年からも施設の伝統として続けていきたい意向だ。