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母娘で1、2位独占=全国カラオケで小沢さん=横浜

2006年5月5日(金)

 全国カラオケ指導協会主催の全国カラオケ決勝大会が去る四月十六日、横浜市の関内ホールで開催された。ブラジル代表として参加した小沢節子(55)・ユカ(22)さん親子が、それぞれ、準優勝と優勝の栄光に輝いた。
 当日の決勝大会は、全国の厳しい予選大会を突破してきた約百名の争いが行なわれ、母節子さんは「じょんから女節」、娘のユカさんは「ソーラン挽歌」を熱唱。
 多数の生徒を抱える節子さんも、愛娘の優勝に感激の様子で、当日の様子を振り返った。「嬉しかったことは、去年の大会で知り合った日本の参加者の方々に、大変親切にして頂いたことです。私達はそのおかげで、リラックスして大会に臨めました」
 またブラジルからの参加者の強さの秘密を聞かれて、節子さんは「よくお肉を食べることですね」と笑って答えたそうだ。
 同会のブラジル支部長の島田正市氏は「日本の人たちは、カラオケをストレス発散の目的でまだ歌っている印象を受ける。日々の仕事で忙しいからでしょうか」と話し、編曲・歌唱指導を手掛ける同会ブラジル本部理事の蛯原忠男さんも「歌うことを心から楽しむ気持ちが大事ですね」と、ブラジル代表の強さの秘密を語った。
 大会当日は立見が出るほどの超満員。「日本ではカラオケが静かなブームとして起こりつつある。以前に比べて、日本のカラオケもよくなってきたが、まだまだこれから」と語る蛯原さんには、来年の優勝を狙う自信が感じられた。