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東西南北

2006年4月28日(金)

 パラー州裁判所は二十六日、二〇〇五年二月にドロシー・スタング宣教師の殺害を仲介したクーニャ被告に対し禁固十八年の判決を言い渡した。求刑は二十七年だったが、捜査に協力した点を七人の判事は酌量、刑期を三分の二に減刑。被告は農場主らから五万レアルを受け取り、殺害を二人の若者に依頼した。
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 下院執行部は二十六日、下院議員のガソリン手当てを月四五〇〇レアルに制限することを決定。しかし、ガソリン代にも振り返られる「補てん予算」が月額一万五〇〇〇レアルのままのため、制限は意味がないとの指摘も。
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 世界最大のげっ歯類カピヴァーラが食用目的にサンパウロ市ピニェイロス川の川岸で夜間にわなで捕獲されていることが市の調査で判明。川近くのファベーラ・ジャグアレーの住民と建設作業員が疑われている。ファベーラ地域団体代表は「金持ちの好む肉」と捕獲を否定。住民の一人は「豚肉みたいでとてもおいしい」。
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 六大都市で働く家政婦百六十万人の平均通学年数が三年前の五・四年から五・九年に増加。平均賃金は最低賃金と同じ三五〇レアル。
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 サンパウロ市役所セー支部は、五月からレプブリカ広場とセー広場の改修を米州開発銀行(IDB)の資金援助で行う。セー広場は、身体障害者や高齢者のための専用通路を設け段差を一部削除。花壇を低くし、茂みは取り除く。照明は交換、ゴミ捨て場になっていた池を改装する。レプブリカ広場は、史跡指定のため原状の復元に努める。花壇を下げ、破損した歩道の修繕を行う。地下鉄レプブリカ駅改装で行った周辺の通行止めは、八月の解除予定を二〇〇七年十一月まで延期する。