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東西南北

2006年4月27日(木)

 リオデジャネイロ州元知事のガロチーニョ氏が、PMDBの大統領候補指名に向けた運動の際に四企業から受け取った六五万レアルのうち、四五万レアルが幽霊会社からの寄付だった疑いが高まっている。経営者には強盗の名前も。同氏は疑惑の寄付金を返すと声明を発表。連邦検察庁は捜査を開始。
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 八十万点を超える医薬品が二十四日夜、サンパウロ市南部イピランガ区の市保健局の倉庫から強奪された。三人組の男が警備員を脅し、トラックに積み込んで逃走、被害額は四万レアルと推定される。市内の保健機関で医薬品が不足することはないと保健局。
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 カンピーナス市では、四人組の男が二十五日未明、ヴィラコポス国際空港の貨物ターミナルを襲い、携帯電話など総額一五〇万レアルを超える数百点の商品をバンに乗せ運び去った。積み込みに四十分かかったという。
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 パスコアを祝うためにサンパウロ州の刑務所を仮出所した服役者一万二千二百六十八人のうち、少なくとも八百九人がまだ刑務所に戻っていないことが二十五日に確認された。五月三日を過ぎると逃亡とみなされる。
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 スーパーのポン・デ・アスーカルは二十五日、ガソリンの売上げが全売上額の二四%を占めたことで、燃料部門へ本格参入するためBR燃油配給のランジン前社長を責任者として迎えることを決定した。スーパーは食料部門がデフレの影響で落ち込み、代役を探していた。同社は傘下五五八カ所のスーパー駐車場にガソリン・スタンドを設け、顧客誘致作戦に賭ける。市中に不純ガソリンが出回っていることで、スーパーでの給油がブームになるとみている。