ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
MSTメンバー37人起訴=数々の暴挙に初めてメス入る=南大河州
2006年4月26日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】リオ・グランデ・ド・スル州検察局は二十四日、農地占拠運動(MST)のリーダーをはじめとするメンバー三十七人を器物破損や掠奪行為など五つの罪で起訴した。
これらの行為は同州アラクルス・セルロース工場内の農園で三月八日、国際婦人デーに当りメンバーの女性ら二千人が侵入、ユーカリの苗木一〇〇万本を壊滅した上、ラボを破壊したもので、被害額は八八万レアルに上った。検察は女二十七人、男十人を起訴した。
リーダーのほか実行犯は十八人で、残りはMSTの幹部らで、教唆や組織の結成、資金洗浄の罪に問われる。この中にはNGO団体メンバーの英国人、インドネシア人、ドミニカ人、スイス人の四人も含まれる。
検察はMST本部の捜索で大量の外国紙幣を押収したことから、国際組織が資金援助しているとみて背後関係を追及する、これにともない関係団体の銀行口座開示を求めるとしている。
MSTの暴挙は今年に入り急増している。これまで各地で違法侵入や破壊行為を繰返し警官が動員される事態となったが、メンバーの大量摘発によりメスが入れられるのは始めてのこと。ルーラ大統領がMSTに肩入れして擁護論を展開していることで、一部の関係者はこれが暴挙をエスカレートさせる原因だと非難している。