2006年4月21日(金)
[既報関連]第二回海外日系文芸祭作品集が、このほどニッケイ新聞社に届いた。同祭の一般の部には十六カ国から、短歌四百五十七人(うちブラジル百八十一人)、俳句四百十二人(うちブラジル二百十七人)が応募した。授賞式は、〇五年九月十七日に横浜市のJICA横浜国際センターで行われた。
作品集の巻頭は「短歌・俳句部門大賞」◇海外日系文芸大賞で、作品は
友はみなアマゾン日焼たたえ合ふ(ブラジル パラ州 大楯エツヨ)
以下、「俳句部門 一般の部」の、
◇海外日系新聞放送協会会長賞
呼び寄せの書類懐かし紙魚の痕(ブラジル パラ州 下小園蓉子)
◇海外日系人協会理事長賞
冬銀河音なく眠る大樹海(ブラジル サンパウロ市 大熊星子)
◇JICA横浜所長賞
打ち水や年どし減りし訪問者(岡山県 小田郡 長谷川二次子)
◇角川「俳句」編集部賞
ブラジルの水に馴染みて水中花(ブラジル サンパウロ市 広田ユキ)
続いて文芸祭賞、入選、佳作、参加作品、と順に掲載されている。
購入希望者は、ニッケイ新聞社社長秘書室、日系ビル一階(やまね)まで。一冊十五レアルで頒布している。