2006年4月19日(水)
移民県とも言われる広島県が全国に移住を呼びかけている。人口減対策として県外から団塊世代の移住を促す「年金転入者六万人計画」。広島経済同友会の「広島県を考える委員会」を中心に活動しており、首都圏の支店や店舗に「ひろしま移住デスク」を設置し、受け入れ情報などを提供する。同構想策定から四年目となる今年は、移住者増加で生じるビジネスに関心を持つ企業を募り「ひろしま移住促進応援隊」も設ける。団塊の世代の定年者が増加することを受けてだが、時代の流れを感じることもさることながら、〃生涯現役〃が多いコロニアでは考えられない話だ。
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犯罪組織による警察襲撃が続く大サンパウロ市圏スザノ市。市内では先週はじめから、被害防止のため、警察署周辺の住民に夜九時以降の外出を禁止する措置が取られているという。九時以降に帰宅する人もあることから、厳密な意味での「外出禁止令」というわけでもないようだが、それにしても物騒な話だ。
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リベルダーデ通りのビル内にある民謡教室を訪ねる。ビルの受付で「民謡」のことをポ語で何と言おうかと考え、ごちゃごちゃ言っているうちに、非日系人の受付のオジさんが分かって「ミンヨー、ネ」と、教えてくれた。教室へ入ったら、熟年以上ばかり。受付を訪ねた当方が、もし、若かったら、オジさんはちゃんと教えてくれただろうかと考えた。それにしても、バイロ・リベルダーデは日本語がよく通じると再認識。