2006年4月7日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】サンパウロ市観光局は今年、政府主導の観光振興政策に乗っとり、観光のPRに注力する意向を示している。国内最大の商業都市なだけに商用で訪れる人が多いにもかかわらず、商談が済んだ後にじっくりサンパウロ市を見物することなく、リオデジャネイロ市やサルバドール市の観光スポットに向かう人が多い。
観光局ではこれに歯止めをかけて、イベント開催にとどまらず観光用に「プラスアルファ一日」をスローガンにPRして行く。今年全国で開催される産業フェア一七〇のうち一四〇がサンパウロ市に集中していることから、PRの準備を進めている。グルメの町として定評はすでにあるが、市立劇場をはじめとする観光スポット、海岸山脈のエコツァーなどを紹介したいとしている。