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2006年4月6日(木)

 読者の指摘により、五日付け本面、百周年四事業後回しに関するコラム「棚上げも視野に」に補足説明。「棚上げ」とは中止でなく、風向きが変わるまで休止させる意。ただし、いったん会計からは外す。もし連邦政府が無償で土地を譲渡してくれるなどの好機があれば、すかさず再出発させる。四事業を一つに絞る考え方もあるが、決定するまでに何カ月も議論することになるかも。ならいっそ全部「棚上げ」し好機に合わせて四つから選択するのはどうか。それと四事業総額の約百二十億円は祭典協会が昨年末に配布した資料から。
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 ホンダの創業者、本田宗一郎氏の功績を称えるオートバイ愛好者の集いが先日、浜松市で開かれた。その会場に、一九五四年のサンパウロ国際レースに専属ライダーとして参加した大村美樹雄さんが訪れたという。そのレースに参加したバイクは、日本史上初めての純国産オートバイ。移住再開まもない同年、ブラジルに日本製オートバイが渡っていたことを知って驚いた。こちらではどのように受け止められていただろうか。
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 以前、ブラジルに進出していた日本の水産会社関係者が、ブラジル人乗組員は、遠洋漁業航海には向かない、と話していた。「二週間がせいぜい」と。「根っこ」が同じ話が「W杯ドイツ大会の開催中、パレイラ監督は、ブラジル代表選手たちの性行為を一切禁じない」。最近、日本の新聞がこの話を興味深げに報じた。日本代表選手団の場合、禁じる、禁じない、のことさえ、表には出さないだろう。文化?の差だ。