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選挙出馬で8閣僚辞任=4閣僚は大統領説得し留任

2006年4月1日(土)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】十月の統一選挙への出馬に伴い、閣僚八人が三十一日に辞任することになった。再選を目指すとみられるルーラ大統領は、政権基盤の強化にワグナー憲政相やゴメス国家統合相の留任を試みたが、力及ばなかった。
 辞任予定の閣僚(後任予定者)は以下の八人。ワグナー憲政相(ジェンロ元教育相)、ナシメント運輸相(パッソス同次官)、フェリッペ保健相(アジェノール同次官)、アレンカール国防相(ピレス連邦監査庁長官)、ゴメス国家統合相(ブリット同次官)ロセット農地改革相(カセル同次官)、ケイロス・スポーツ相(シヴァ同次官)、フリッツ水産相(グレゴリン同次官)
 ワグナー憲政相はバイーア州、ナシメント運輸相はアマゾナス州、ケイロス・スポーツ相は連邦直轄区、フリッツ水産相はサンタカタリーナ州の知事選への出馬を予定。フェリッペ保健相とゴメス国家統合相は下院議員、ロセット農地改革相は上院議員の席を狙う。国防相を兼任していたアレンカール副大統領は、ルーラ大統領が再選出馬した場合に副大統領候補として残れるよう望んでいる。
 ベルナルド予算管理相、ギア観光相、コスタ通信相、マリーニョ労働相の四閣僚は大統領の説得により、選挙への出馬を見送った。マリーナ環境相もアクレ州知事への出馬要請を断って、現職への留任を決断した。