少々、くどいかもしれないが、広島市デジタル移民博物館問題。
地元中国新聞が十八日に続き、二十六日にも解説記事で「市の信義と歴史感が問われている」と大きく取り上げた。
直後の二十九日付けで文化担当課長が〇六年度人事異動で変わった。
ブラジルから収集した資料を二十数年放置していたにしては早い対応。そのお役所っぷりにチラ・シャペウである。
「寄贈者本人に確認を取り、三カ月を目処に再開を目指す」と話していた担当課長も一年未満でお役御免。「前任者の言ったことなので…」という新しい課長の声が聞こえてきそうだ。
今のところ、市から県人会や寄贈者に連絡があったことは寡聞にして知らない。どういう形で是正を検討していくのか信義が問われるところ。 「まだですか」とソバ屋の注文よろしく再度電話するつもりだ。(剛)
06/03/31