先日八日の世界婦人デー。近しい女性に「花もおめでとうの言葉もないの」と愚痴られた。「だから、日本人の男は…」と続く。
しかし当方、そんな日があるのも知らないし、人の誕生日を覚えるのが大の苦手という野暮なので、気にもかけない。
農拓協主催の第二回農業婦人大会の取材。農協婦人部連合会(ADESC)の主導らしく、女性パワー溢れる大会だった。婦人科女医の講演では、「健康に長生きしよう」。
文協ビルの一室。昨年行われた女性フォーラムの発表内容を本で出版する会合。全員女性。男性優位のコロニア社会で、建設的な運営をしているのは――、と思う昨今。
階段を降りると、馥郁たる香りが鼻をくすぐる。十七日から始まるラン展の準備。「形だけでも」と思いつつ、結局誰にも贈らなかった昨年を思い出した。 (剛)
06/03/17