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向上する中間層の購買力=消費経済の中核を形成=反面、借金漬けの傾向も

2006年3月15日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】平均月収が一二五五レアルのいわゆるCクラスと位置付けられている中間層の購買力が上昇し、消費経済の中核を成すまでに台頭している一方で、反面台所は火の車で債務も雪だるま式に増加している実態が明るみになった。
 コンサルタントのラテン・パネル社が調査したもので、昨年の全国平均の購買は一昨年に比し数量で六%、金額で九%上回った。これに対しCクラスは数量で七%、金額で一〇%と全国平均を一%ずつ上回り、消費の活性化を示した。しかし購買意欲が先立ち、Cクラスでは月収を八%上回る出費を重ねている。全国平均では三%にとどまっている。
 階層別で見ると、上流層のA、Bクラスは月収二・二七八レアルに対し出費は二二五六レアルで、その差額は二二レアルとなっている。下流層のD、Eクラスは九一〇レアルに対し九二六レアルで、マイナス一六レアル。これに対しCクラスは一二五五レアルに対し出費は一三六九レアルでマイナス一一四レアル、Cクラスの二%に相当する八四〇万世帯が何らかの債務に追われている。
 同コンサルタントではこの原因を、二〇〇四年から〇五年にかけて平均四%の給与アップとなったことで財布の紐がゆるんだことに加え、商店の安価な長期月賦商戦にあおられたこと、さらに銀行コンサイニー貸付(給料の銀行振込の際、返済金を口座から天引きする)の普及で金回りが容易になったことを挙げている。調査では八五%が分割払いを利用していることが判明した。
 調査は八二〇〇世帯を対象に七一品目の購買に及んだ。注目されるのはCクラスの購入品ランキングで、一位は体の消臭剤(デゾドランテ)、以下順にシャンプー使用後のクリーム、ジュース粉末、ケチャップ、ビスケット類となっており、およそ生活必需品とは程遠いものとなっている。さらに衝動買いも多いという。

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