2006年3月11日(土)
ハワイの日本人移民が着物をシャツに仕立て直したものがアロハの原型となったように、「HAVAIANAS」のサンダルもブラジル移民が履いていた草履から生まれたものだという。「戦前からの移民たちは現在のビーチサンダルを見ると、『昔は、牛の足とからかわれたもんですよ』と述懐する」(HAVAIANAS公式サイト)。命名は当時流行っていたエルビス・プレスリーの「ブルーハワイ」のトロピカルなイメージを拝借したという。
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先祖崇拝は沖縄県系のアイデンティティの一つとされる。十年前、ペルー生まれ二世の佐久川政義さん(現在七十歳、沖縄市在住)が、沖縄県に移住した。理由は、先祖の位牌や墓を守り、祭祀を継承するためだった。佐久川さんは佐久川家の長男。六十歳になったとき、親類から「沖縄の元祖はどうするか」と言われ、悩んだ末、六十年もの間、慣れ親しんだところから離れる決断をした。ブラジルでは「仏壇などは子孫にとって重荷」という声を聞くが。
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〇四年十一月に新校舎を落成させた松柏学園・大志万学院では、児童生徒が増加して教室が足りず、嬉しい悲鳴をあげている状態。そのため、近い将来はじめる予定の高校部用にとっておいた教室や、内山勝男記念図書館の場所も、臨時に教室として使用している。サンパウロ新聞編集主幹だった故内山勝男さんと渋谷信行さんの蔵書を集めて、昨年五月七日にオープンしたばかりの同図書館。本は再び箱に詰められ、書店兼文房具店の二階に再オープンすべく、場所を探しているところだという。