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日伯交流協会=「感謝の集い」開催=堀坂理事が来伯し謝辞

2006年3月10日(金)

 「ながい間、お世話になりました」。財団法人・日本ブラジル交流協会(藤村修理事長)の理事、堀坂浩太郎上智大学教授は日本側理事十人らを代表して九日に来伯し、感謝の言葉をのべた。山口達朗事務局長も一緒に来社、十日午後七時からニッケイパラセ・ホテルで行われる「感謝の集い」に主催者として出席する。
 本紙六面で連載しているように、同協会二十五期生四十八人が全伯各地で研修したところ。一九八一年の一期生から数えて、全部で七百四十八人にも上る。創立時、玉井義臣会長らは二百五十人を派遣する目標をたてたが、それをはるかに上回る実績をあげた。
 派遣先団体・会社だけでも約二百。今回の「感謝の集い」にはそれら関係者・協力者を招待し、今まで研修生を受け入れてくれた謝辞を贈る予定。
 同協会は今回をもって派遣事業を中止。来年以降に関して、山口事務局長は「今まで派遣した実績をどう活かすか、現在、OBやOGなどが中心になって検討している」と説明した。
 会場では、今回持参した『夢のかけ橋』(日本ブラジル交流協会編)という今までの二十五年の歴史をまとめた本を配るという。
 同伴したブラジル側理事の高野泰久さんも「日本の若い人が四十何人も、この界隈から減ってしまうのは本当にさびしい」と語り、今後への期待をのべた。