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コラム オーリャ!

 サンパウロ在住の音楽評論家、坂尾英矩さんの著作「ボサ・ノーヴァ詩大全」が日本図書館選定図書に選ばれた。
 年間に発行される六万冊のうち、約十六%が選定図書となるというから、約一万冊が毎年選ばれていることになる。
 ブラジルに関する本でどのようなものが選ばれているのか、とインターネット検索。すると「アルベルトと僕の畑」といいう絵本が出てきた。
 一人の孤独な日系人が子供との交流を通じて、日本社会に馴染んでいく様子を描いた内容のようだが、その表紙が気になった。
 三世(色んな定義があるが)のはずの彼。赤毛で少々頭の弱い木こりのような外国人でサッカーをしているのだ。溜息。
 それはさておき、「ボサ・ノーヴァ―」は、日本人が日本語で書いた貴重なブラジル音楽の歴史。多くの人に読んで欲しいものだ。  (剛)



  06/03/10