2006年3月3日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】リオデジャネイロ市のサプカイ会場で行われたカーニバル・パレードのスペシャルグループの審査が一日行われ、ウニードス・デ・ヴィラ・イザベル、通称ヴィラが接戦を制して優勝した。
ヴィラは創立六十周年で優勝は一九八八年以来二度目。昨年は十位でそれ以前の四年間は二部落ちして不振が続いた。今年はベネズエラ国営精油所から一〇〇万レアルに近い資金援助を受け、三千六百人の構成員で挑んだ。今年は甲乙つけがたいパレードとなり、ヴィラの会長はじめ関係者は六位入賞すれば妥当と思っていたことで、喜びはひとしおだった。
上位五位までは接戦で、順位は各項目の評価点で決るというレベルの高さだった。二位のグランデ・リオは、総合点で一位と同点の三九七・六点となったが、最終項目のサンバの歌詞で差をつけられた。以下順にヴィラ・ドウロ(三九七・二)、マンゲイラ(三九七・一)、三度目の優勝を狙ったベイジャ・フロールは五位に終わった。
ルーラ大統領は午後三時までサッカー代表の対ロシア戦をテレビで観戦した後、パレードの順位を知り、ひいきのベイジャ・フロールが優勝を逃したことにがっかりしていた。