先週あった天野鉄人氏のジャパンセンター説明会。三時間の独演会に予想外の二百人が参集。
みんな行儀よく聞いているなあ、と思った。コロニアに勢いがあった七〇年代ならいざ知らず。
自分を〝運命の落とし児〟と呼び、「天からの啓示を受けた」との電波発言にはしびれた。
「…そんな発言は軽く流してですね」と興味のない質問は無視。在伯日本政府関係者を〝百周年犯罪人〟、「ブラジル人の精神復興に日系人が立つべき」とフレーズの切れ具合もなかなか。
帰国した今ごろは内閣に働きかけているころだ。そうでないと宣言した〇八年移民の日のイナウグラソンは守れない。
ただ、「百周年協会を無視するのか」という質問に返した「コロニアの総意が組織的に集約されているのなら、今日のような集まりはない」という正言には、皆膝を打った、と思う。 (剛)
06/03/03