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大耳小耳

2006年2月25日(土)

 NHKドラマ『ハルとナツ』―届かなかった手紙―が来月再々放送されるそうだ。その放送時間だが、ブラジル時間で午前中、しかも商業時間きっちりと働いている人は視聴できない時間帯。録画すれば別だが…。番組担当からの手紙には「編成枠の都合で(日本と)同時期に、日時をずらす形での放送」とある。ずらすなら、ブラジル時間で夜になるようできないものか。
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 世界アマチュア歌謡選手権のため来伯した作詞家のもず唱平さん。音楽関係の仕事のほか、商店街の国際交流を進める「一商店街一国運動」にも取り組んでいる。これまで交流した国は二十二カ国に上るという。サンパウロは大阪の姉妹都市。来伯に際しては同市経済局の担当者が同行して、サンパウロ市の担当者や市議会に大阪市長のメッセージを手渡した。リベルダーデ商工会はすでに、東京の浅草商店街と交流提携しているが、大阪とも実現すれば、さらに面白くなりそう。
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 日本から帰国して学校に通うようになったデカセギ子弟の話。彼はサンパウロ市東部に位置する某州立夜間学校に最近通い始めたのだが、日本では決してないような光景を見たという。まず机の上には普通にタバコが置いてある。休み時間などにはタバコを吸う輩で廊下がタバコ臭く、吸ったタバコを窓の外へポイ捨てすると言った始末だった。しかし、彼らは日本のようなイジメはしない。これだけが唯一の救いか…。