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市営バスの評価下がる=到着時間と排気ガスに不満=サンパウロ市

2006年2月24日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】サンパウロ市内の市営バスの評価が昨年に比べ九ポイント低下した。国家公共交通局がサンパウロ州内の利用者二千三百人を対象に調査した結果、サンパウロ市内の路線バスの満足度が二〇〇四年の六一%から〇五年は五二%に落ち込み、利用者の半数は不満を抱いていることが明らかになった。
 メトロは〇四年の九二%から二ポイント下げて九〇%になったものの満足度の高さを示した。パウリスタ鉄道の列車は六〇%から五五%へ、州内バス路線は六九%から六四%へ、サンマテウスからジャバクアラまでのバス路線は八四%から八八%へと唯一上昇を見た。交通局では単一乗車券(ビリェッテ・ウニコ)が上昇の原因と見ている。
 苦情のトップはバスの到着が遅いのと排気ガスによる公害で、ともに九一%、運行間隔が長いが七九%、満員が七五%、バス料金が六七%、バス停までの距離が四二%だった。