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大耳小耳

2006年2月23日(木)

 宮城県が三十年にわたって実施している海外移住者への敬老金支給制度が、今年も継続されることに決まったようだ。最盛期に比べ金額は減っているものの、毎年続いているのは宮城くらいだろう。その制度、実は昨年で終了する可能性もあったとか。「金額ではなくて、県が移民とのつながりを忘れていないということだと思う」と中沢県人会長も安心の様子。
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 老ク連をベースに働いた前シニアボランティアの安達正子さんが、来る三月一日、JICAの緒方貞子理事長や他国で活動したシニアたち五人とともに、皇居を訪問、両陛下からお言葉をいただくことになった。ブラジルの老人クラブの様子が両陛下のお耳に入る。安達さんはまた、去る十三日、山梨のNHKテレビに出演、八分間の生放送で、レクレーション指導、自分史執筆のすすめなど、ブラジルの思い出を語って大好評だったという。
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 ブンバ出版、ブルーツリーホテルの共催企画「ジャポネスもサンバ」。三回目の十九日、三つのエスコーラ・デ・サンバを巡った。コーディネーター役のブンバ出版の細川編集長によれば、予想以上の好評のため、連続企画となったようだ。参加者の関心に加えて、主催者側の「サンバ弁当」を作るなどの気配りがその理由ともいえるだろう。蛇足だが、子供のメストレ・サーラとポルタ・バンデイラが会場を沸かせるなか、耳栓でゲームにふける参加者の子供の姿が対照的で興味深かった。