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東西南北

2006年2月21日(火)

 ブラジルの牛肉輸出業者らが口蹄疫により輸入禁止措置が取られているロシアの税関職員にわいろを払い、輸出を行っていたことが発覚。わいろはトン当たり一二五ドルとみられる。同措置にもかかわらず、輸出量は昨年十二月から今年一月にかけて二倍に増加した。両国の当局者は口をつぐんだまま。
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 サントス市で十八日午後十一時ごろ、マニキュア師の女(26)がバイクに乗って交差点にいた同棲相手(26)に液体燃料をかけて火を放ち逃走。被害者は七〇%の重いやけど。
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 十八日夜にコパカバーナの浜で行われ、百三十万人の観客を動員したローリングストーンズのコンサートの前後に消防局は事故や事件などで六百人に応対した。ほとんどが過度の飲酒による急性アルコール中毒だが、沖で溺れた人二十八人、ナイフによる刺し傷三人、心臓マヒ一人、出産一人。盗難・強盗事件は二百三十件、会場付近で回収されたゴミは一九六トン。
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 保健省は十九日からカーニバルの二十八日まで、エイズやその他性感染症対策としてコンドーム二五〇〇万個を配布。
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 少年院(FEBEM)分散計画で、増設計画があるラポーゾ・タバーレス道近隣のオザスコ市とコチア市の住民五百世帯が十九日、豪雨の降りしきるなか反対運動を行った。建設予定地は、ロドアネル近くの同道一九・五キロ地点から二一キロ地点の閑静な高級住宅地区の隣接地になる。現在は同所に未決囚の留置場二棟と女子刑務所一棟と少年院支所五棟があり、三千二十六人が拘置されている。少年院は五百人で、さらに百十二人が送られてくる。