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2006年2月21日(火)

 〇六年度ロンドリーナ大学(パラナ州立)入試で、日系人合格率は近年で最低だった。五十六学科の合格者二千六百人の内、日系は百九十三人、七・四%。一〇%に満たないことを「低い」という。そもそもこの数字設定が高過ぎるのか。日系に人気のある医科、歯科、農科の三つすべてがふるわなかったという。パラナ新聞は「入試受験適齢人口の現象か?」「出稼ぎが影響しているのか?」とクビをひねった。
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 朝日新聞によると、厚生労働省の研究班が春から、健康食品やサプリメントの「抗がん力」が人間に効くのか検証する。四国がんセンターなど複数の施設が参加。早期の前立腺がん患者に協力を求め、がん進行度の指標値の推移や肝機能異常といった副作用の有無などを調べる。同省は十三日に、アガリクスの一部製品から、動物実験で発がんを促す作用が認められたと発表。ブラジルの生産者らに、懸念が広がっている。業界自体の死活問題に発展するかも。
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 二十一、二、三日に国際JAL杯2006がサンパウロ・フットサル(室内サッカー)連盟体育館で開催される。この大会には全日本で優勝したこともある有名なチーム、カスカベル東京が参加する。今年はサッカーのW杯予選で日本はブラジル代表と当るがその前の〝運試し〟といきたいところだ。