2006年2月17日(金)
岐阜県ブラジル調査団一行は、本来なら十三日早朝に来伯するはずだったがニューヨークで大雪にたたられた。着陸はしたものの離陸できなくなり、機内で八時間もカンズメ状態に。「食事もなくなり水だけ」とか。いかに非常事態とはいえ、最新のハイテク交通手段の飛行機内で水だけ…。しかも、空港施設で待たされ再搭乗。翌十四日未明に来聖、十六日晩には帰国の途に。六泊七日中ホテルは二泊のみとは恐れ入る強行軍だ。
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三月にサンパウロで開かれる琉球芸能イベント「さんしんの日」。〝本家〟の沖縄では、九時間近くにわたって開かれる一大イベントだ。地元テレビやラジオも中継。さらに〇五年はインターネットを通じて世界に発信されたという。こちらサンパウロは一回目ということもあって、日本から資料を取り寄せるなど準備に苦労している様子。三線、舞踊、民謡、太鼓等々、獅子舞も出る予定とか。このにぎやかさも沖縄ならではか。
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トリノ冬季五輪に参加している日本選手団、きのう(十六日)現在、メダルを一個も獲得していない。百十三人もの大選手団を送り込み、特に女子に関しては、多くの報道が史上最強と〃自称〃していた。きのうは、ついに小泉首相までが不成績についてボヤキを見せた。「費用のムダづかい」とは言ってないが…。ブラジルは土地柄、冬の五輪に縁がないとみられがちだが、四種目十人が派遣されている。メダルが取れなくても誰も批評せず、気楽。
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アルゼンチンに住んでいる日本人の友人が来伯した。大きな目的の一つは目の手術。料金は日本の半分以下の千ドル。時間は約十分ほどだったという。子供の頃から、0・1以下しかなかった視力も現在は1・0ほどに。手術の翌朝目を覚まし、眼鏡を掛けたまま寝たのかと顔をなでまわしたという。喜んでいるかと思いきや、見え過ぎて疲労がひどいらしく、道行くブラジレイラを見て一言。「手術前の方がもっと綺麗に見えていた気がするんだけど…」。